あらゆる人は生きている限り、新しく経験しなおすのだろうか?
経験しながら、その都度、ベターな方向に向うのだろうか?
世の中にはいくつもの異なった価値があり、夫々が価値を押し通そうとすれば、摩擦を生み争いになる。皆が争いをし、全滅することを防ぐために法律があり、秩序が生まれる。
秩序を生むために、話し合い、駆け引きをしながら価値観の幅を広げていき、合意のもとに、法律を作る。その過程は長い。
傷つき、立ち直ることが難しいことだってありうる。
しかし、それがまさしく現世で生きていることだと言うのなら、生きていることに疲れた人は、むしろ進んで「経験」という舞台から降りたくなるのではなかろうか。
舞台から降りることが許されない場合は、「「諦め」と居直り」を選択するかもしれない。
今でも日常的に使われる言葉なのだろうか?規則・礼法などがこまごまとして煩わしいことを言うらしい。平安・室町時代に各種法令が作り上げられたようで、形式を重んじ手続きなどを面倒にした。役人も覚えきれないので、持ち運びアンチョコ様として尺ができた。
聖徳太子時代に尺はなかったようである。アンチョコが必要なほど規則・礼法が煩わしくはなかったのである。それにしても、小学校の教科書にも掲載してあった尺を持った聖徳太子、傍には大人をそのまま縮小しただけの、なんだか変な子ども、小野妹子がはべっていると教わった絵。あれは、じゃあ誰なの?って。
介護保険も年数がたつにつれ、コチョコチョと変更が加えられ、自治体独自の施策があり、隣り合う区なのに随分違う。例外条文で、そうだったの、ウッソー。居宅支援事業所を開設したはいいが、なかなか件数増えず3区またがりケアプラン立てている。こちらの言うことも区により使い分け、繫文縟礼ならぬ半分冗談でしょってこともある。
『顧客の十戒』というものを多読書評ブロガーの石井氏のブログからみつけた。なるほどねと納得。顧客か〜、そうなんだけど、介護福祉現場では、学校に劣らずモンスター家族が少なからずいる。『顧客の十戒』を『サービス提供者の十戒』といいかえて考えてみた。
緩和医療医大津秀一著/致知出版
題名に惹かれて手に取った。
著者が在宅医を続けて実際に聞いた言葉、25の後悔。
目次だけ読んで、自分の経験からも思い当たることが多く、どんな対応をしたのだろうとワクワクして読み始めたが、ウ〜ん、ちょっと掘り下げが浅い感じで期待外れ。
めいっぱい執着を残してるって感じ。
最後の最期はすべてどうでもよくなっていると思われるが、死ぬ一週間くらい前の心境なのだろうか。
この後悔は?
癌という病だけが医者から「余命何カ月です」と、期限を告げられる。
十中八九当たるのだろうから、心の整理もつけやすいように思える。
「25の後悔」を列記してみると、
1.健康を大切にしなかった
2.たばこを辞めなかった
3.生前の意思を示さなかった
4.治療の意味を見失ってしまった
5.自分のやりたいことをやらなかった
6.夢をかなえられなかった
7.悪事に手を染めた
8.感情に振り回され一生を過ごした
9.他人に優しくしなかった
10.自分が一番と信じて疑わなかった
11.遺産をどうするか決めなかった
12.自分の葬儀を考えなかった
13.故郷に帰らなかった
14.美味しいものを食べておかなかった
15.仕事ばかりで趣味に時間を割かなかった
16.行きたい場所に旅行しなかった
17.会いたい人にあっておかなかった
18.記憶に残る恋愛をしなかった
19.結婚をしなかった
20.子育てをしなかった
21.子どもを結婚させなかった
22.自分の生きた証を残さなかった
23.生と死の問題を乗り越えられなかった
24.神仏の教えを知らなかった
25.愛する人に「ありがとう」と伝えなかった
後悔があるということは、後悔することをなしてきたのであり、何もしなかったわけではないし、
この期に及んで、まだあれこれ考え悩むことができるということは、人間として一生を終えられるということでもある。なんと喜ばしいことではないか。
高専賃の様な自由度がありなら、終の棲家になる有料老人ホームがいい。
年とってから、わざわざ住いを変えたくはないが、住いの維持管理ができなくなったり、バリアが尋常じゃない家に住んでいたりする高齢者は、自宅を地価の高いうちに売り払って、バリアフリーで生活できる有料老人ホームや高齢者専用賃貸住宅に転居した方が安全に暮らせるかも。
都内では、風呂と駐車場が1階、台所とリビングが2階、寝室とトイレが3階、幅の狭いまっすぐの急階段という住いも珍しいわけではない。想像するだに大変。トイレが外開きでドアの後ろは、すぐ階段だったりする。
夜間、ドアノブ掴み損ね階段転げ落ちる可能性も高い。狭い家ばかりでなく、邸宅でも、ゴミの山に囲まれてひっそり暮らしている高齢者もいる。どこにも行きたくなくなる。買い物調理も面倒になる。
殆どの有料老人ホームは、気ままに外出や調理ができない。行動範囲が管理され、制限される。要支援・要介護者を入居条件としているが、平均要介護3位。現状が要支援1くらいなら入居時自立の有料老人ホームに入った方が、落胆は少ない。そう遠くない将来、自分もああなるのかと思われる要介護重度者と毎日顔を合わせるのは気が滅入るから。施設に入るなら、元気なうちに決断した方がいい。元気なうちにとなると、高齢者専用賃貸住宅が妥当か。住み慣れた地域環境に高専賃があるなら、馴染みの地域環境で丁度いい。
高専賃なら管理されている感が少ないし、要介護状態になってもヘルパーをはじめ、訪問系外部サービスが利用できる。感覚は、ワーデンさんがいる高齢者集合住宅(シルバーピア)と同じ。
(株)アミーユが展開している医療福祉モールともいえる高専賃、なんでもかんもついていますというサービスは、どうなのか。合理的なようで不便かもしれない。付属サービスの質が悪くても変更を言いにくそう。